Real Voice 5年目同期対談

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現場経験のおかげで、経営感覚が身についた。
自分の力が生かされ、成長できるフラットな職場。

入社5年目といえば、その人らしい仕事が見えてくる時期。同じ年に入社した5名に集まっていただき、現場で学んだことやフレスタの社風についてインタビューしました。バイヤー、人事担当、海外事業部、店舗の各分野のプロと、目指す道は様々ですが、変わらない熱い想いを垣間見るトークとなりました。

経営戦略本部 人事総務部 チーフ 貞本 美砂

牛田本町店 水産部門 森田 康介

サンクス店 食肉部門 百田 健二

経営戦略本部海外事業部 チーフ 田 順禹

安芸府中店 青果部門 石田 季子

※インタビュー当時の役職で記載しています。

Question.01 経歴と仕事内容を教えてください。

石田
入社後、最初は相田店に配属になりました。その後、安芸府中店の新規立ち上げを経験して、今年の秋から、食品バイヤーとして本社に異動となります。これまでは青果(野菜・果物)担当でしたが、今後は食品バイヤーとしてお菓子や飲料を担当します。新しいジャンルで不安もあるんですけれど、周囲の人を頼りながら、頑張っていこうと思っています。
私は中国の山東省出身で、広島で留学生として学んだ後、アルバイトを経由して、フレスタに入社しました。外国人の新卒採用として第一号となります。配属後、吉島店で水産を1年間経験した後、横川店を経て海外事業部に異動になりました。中国で展開している抹茶スイーツのお店の担当ですね。
1年ほど中国に赴任して店舗スタッフを経験しました。中国では抹茶ブームで、抹茶ソフトクリームやパフェ、大判焼が人気となっています。スタッフが育った現在は本社に戻り、今後の展開を検討している段階です。店舗を増やしていけたらと思っています。
貞本
私は水産担当を2年半、東原店と舟入店で担当した後、人事総務の所属となりました。採用担当として、主にフレスタへの応募を検討される学生さんとお会いし、フレスタの魅力を伝えています。
百田
入社時は波出石店の食肉担当でして、1年8ヶ月後に呉駅ビル店の3番手として配属されました。さらに1年半後に、現在のサンクス店のサブチーフとして異動となりました。
また、入社1年目から並行して労働組合の執行委員と、2年前から若手組織の委員長も務めております。食肉の仕事は好きなので、この道のプロになりたいと思っています。
森田
僕はみなさんと違って高卒での入社でした。水産担当として18歳の時に上天満店配属となり、店舗の大きなリニューアルを経験しました。その後、加計店に異動しましたが、1ヵ月後ぐらい後に交通事故で入院してしまって、3ヵ月間の休職後に吉島店に復帰、再び上天満店を経て、現在は新店舗である牛田本町店で、水産のサブチーフを務めています。

Question.01 まずは、スーパーの現場を経験されていますが
「現場のやりがい」を教えてください。

石田
青果の現場って、スーパーの中でも「四季」を演出しやすい部門ですので、お客さまに「これが今、旬ですよ、おいしいですよ」と伝えられることに、やりがいを感じます。
百田
お肉の場合は、普段遣いとして欠かせない、例えば細切れの商品であったり、豚肉の薄切りバラ肉であったり、そういった商品をていねいにきれいに作ることにやりがいを感じます。すごく面白いことに、ていねいに作った商品、こだわって作った商品は、ちゃんと売れるんですよ。
また、精肉はあまり四季が演出しにくいんですが、それでも「ごちそうメニュー」としての意識を忘れないことをチーフに教わりました。例えば「1日1000人お客さまが来たら、そのうち3人が誕生日だと考えるといいよ」と。そういった3名の方の期待に応えられる商品を、毎日考えて出すようにしようっていうことなんですね。お客さまのことを考えながら商品を作るのは楽しいです。
森田
水産の場合ですと、一つの食材で多彩な提案ができることですね。例えばアジが入荷したら、刺身にもできるし、塩焼きでもおいしいよ、フライでもおいしいよっていう、いろんな提案ができるんですよ。さらに、加工方法を幅広くすることで、商品の品ぞろえの幅を増やすと同時に、利益をバランスよく確保できることも面白いです。それから、お店によって客層が変わるので、提案力が磨かれる。例えば今日、サバが入荷したんですよ。
秋のサバは脂が乗っているので煮付けで出すのが普通ですが、牛田本町店って若い方が多くて「骨が嫌い」という人も多い。そうすると、しっかりと唐揚げや竜田揚げにすれば、骨まで食べられておいしいですよという提案をしたりとか。

Question.03 現場を経験して、身についたことはなんですか?

石田
先を読む力かな?この人に今この仕事をお願いしてるから、私はじゃあこれをして、何時間後にこれが終わるだろうから次はこれ、っていう段取りを、どんどん先を読んで自分が動いたり、周りを動かしたりするようになったかなあ…と思います。
百田
そうですね、よく「逆算の世界だよ」っていう。何時までには発注があるから、じゃあこの仕事は何時までに終わらせないと次の仕事ができないよね…ということを考えながらやる。「それができないとスーパーの仕事はできないよ」って上司に教わりましたが、その通りですね。
貞本
スーパーって、突き詰めようと思ったら、仕事っていくらでもあるんですよ。だから、自分自身でちゃんと取捨選択をしていって「じゃあ今日はここまで」とか、「ここまでやればお客さまに喜んでもらえるだろう」という「見通しをつけて仕事をする力がつく」と思うんですね。逆に言えば、それができないと、仕事がいつまでも終わらない…。
百田
終わりはないよね。突き詰めたら。
森田
あ、はい!
僕、そうなりました(笑)お客さま大好きなんで…。
貞本
そうですね。スーパーの現場で身につく能力って、他の職種でも役立つと思います。
私は人事の担当になってから、仕事ってやっぱり「計画ありき」なんだなと痛感しています。現場でも人事でも、計画しなくても仕事は進められます。でも、結果を出そうとか、後から振り返って改善しようと考える時には、「計画」が必要ですね。そういう意味でも、最初に現場を経験し「段取り力」や「計画力」が身についたことに感謝しています。

Question.04 フレスタの好きなところを教えてください。

石田
みんな割と教えたがりじゃないかな? 何かを聞いたらすぐ、これはこうやってね、こうやってねって、聞いてないところまで教えてくれるというか、人がいいというか…。
森田
そうだね。職人肌で「俺の背中を見て学べ」っていう人は少ないかなと。「聞かれたら教えるよ」っていう方が多くて、新入社員の頃、おかげで困らなかったですよね。
スーパーの新入社員って、だいたい1年ぐらいは雑用らしいんですが、結構チャンスをもらえるのがうれしいです。高級な魚を刺身にする方法を教えてくれたり、実際に作業を任されたり。
森田
機会がたくさんもらえるよね。僕も、今週末マグロを解体します!前に初挑戦で大失敗したんで(笑)「リベンジお願いします」って言ったら、チャンスをいただきました。
貞本
確かに社風として「失敗してもいいから経験をどんどん積んでほしい」という雰囲気はあるかな。新人だから、若いから雑用ってことはなくて、いろんなことにチャレンジできるっていうのは、フレスタの長所だと思います。
石田
職場の雰囲気の中に、偉い人と部下という感じがないよね。
森田
石田
フラットな感じ!
貞本
役職や職位はあるんですけど、仕事の中では対等ですね。上の人が指示したことを「そのまま受けてやるだけ」という感じはないです。「私はこの担当、あなたはこの担当だけど、一緒に頑張ろうね」って任される、自由度の高いチームのような。
石田
もう一つのフレスタの良さは、お客さまからの信頼が高いこと。「やっぱりフレスタよね」という声を頂けることかな?
森田
安心・安全を売り、地域を支えるスーパーと思っていただけている。
品質に対するプライドも感じます。もっと安い商品を仕入れれば数は売れるかもしれないけど、それはせずに、お客さまに対しておすすめしたい品質のあるものを選んで売ろうと。
百田
そうですね。ライバル店が価格競争を仕掛けてきても、それに合わせて安く売る方向に行かないところも好きですね。価格ではなくて、品質や品ぞろえで勝負したり、POP(販促ポスター)でおいしさの提案をしたりとか。そこを考えるのも面白いです。

Question.05 就活中の学生の方たちに、伝えたいことやアドバイスはありますか?

貞本
難しいですね(笑)
石田
5年前のことなので…(笑)
貞本
私は人事担当として、学生さんと関わる中で、今って「売り手市場」なので、会社の名前や業界のイメージだけで決めてしまうケースをよく見かけていて。学生さんにお話をする機会があるときは「肩書を得るためだけに就職するのはもったいない」という話をしています。
就職した後に、どういう技術を得て、どういうスキルを得ていくのか。ずっと先の将来、もし肩書がなくなったとしても生きていけるようなノウハウを身につけて行く場所が「職場」だと思います。「就職」ではなく「就社」だと思ってしまっている学生さんが最近多いので。そこをやんわり崩してあげたいなっていうのは、想いとしてはありますね。
百田
例えば給与がどれくらいとか、福利厚生がどうだとか、そこだけで決めてほしくないなって思います。
自分の中にたくさん可能性があって、秘めている力とかもあるので、それを生かせる場所、生かしてくれる会社を探してほしいと思いますね。
貞本
でも、私自身も5年前は、すごい大手志向だったんですよ(笑)
一同
(笑)
貞本
でも、ある日「地域活性化に貢献する企業」という切り口が見えてきて…。いろいろな企業でお話を聞いた中で「フレスタならそれができそう」と感じてから変わったんですよ。「とにかく全国に店舗を増やす」みたいな方針じゃなくて、「今ある店舗のポテンシャルを最大限に引き出して、もっとお客さまに近づける」みたいなところが見えてきて…。
一同
なるほど…

Question.06 どんな人がフレスタに向いていると思いますか?

実践が好きな人。自分が頭で思うことと実際の結果って違うことが多いんですよ。中国の店舗で、とても暑い天気の時に「大判焼が売れるわけがない」と、つい考えてしまうけど、実際にはやってみないとわからなかったです。実践が好きな人がフレスタに入ったら、チャンスがいっぱいあると思います。
百田
機転の効く…それこそ柔軟性であったりかな。本社が売り込んでほしいと言ったものを、ただ普通に売るんじゃなくて、どうやったら売れるんかなって考えて、工夫ができる人。ある意味で、小さな経営者みたいな経験をしたい人ですかね。
森田
スーパーの仕事って、ただ並べて売るだけじゃない。数字を見て、お客さまを見て、しっかりデータを見て、ちゃんと計画を立てていく仕事だと思います。ほんと、小さな経営者の集まりかもしれないですね。こんなに面白い仕事はないというか…(笑)
貞本
フレスタに入社して、すごいなと思ったのは、この人がいたからフレスタはこういう事業をしてるとか。例えば水産の女性の方で、バイヤーとしてバリバリ活躍している方がいるのですが、その方がパイオニアとなって「女性が水産を切り盛りする」っていう軌跡というか筋道みたいなものを残しているんです。なんかそういう、キーパーソンみたいな人が社内にたくさんいて。この人がいないとフレスタはこれをやってなかった…みたいなことの積み重ねで、今のフレスタができているので。本当に、個人の力が生かされ、残る場所だと思います。それに共感していただける方なら、フレスタに合うと思います。